企画展
新会員作家展
4月から毎日展会員に昇格する新進気鋭の書家の記念展「毎日書道展新会員作家展」が3月7日から4月2日まで4期に分けて東京・竹橋のアートサロン毎日で開催。この作家展は、1994年に第1回展スタートさせ、今年で23回目となった。今回は176人が会員昇格の資格を取得、うち152人によって作家展が催されることになった。強い意気込みが感じられる作品がそろい7日から12日までの第1期に展示された書家は、漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門、38人。2期(14日から19日)、3期(21日から26日)、4期(28日から4月2日)とそれぞれ38人の作品が陳列。会期中の11日には、出品者はじめ書道会理事など関係者が集い新会員証の授与式など祝賀会がにぎやかに催された。

外国人向け書道体験教室
毎日書道会所属の書家6人による外国人対象の書道体験教室がこの11月、東京都江東区清澄3の3の9の都指定名勝「清澄庭園」の中にある「大正記念館」で開かれます。
東京を世界的な芸術文化都市として発信していこうという伝統文化体験プログラムの一環で企業駐在員、留学生など東京を中心に生活する外国人に筆を持って実際に文字を書いてもらい日本の伝統文化、書道を知ってもらおうという狙い。
書道体験教室は、11月10日、11日、12日、22日、23日、24日の6日間、1日3回(11時、13時、14時半、24日は14時、15時半、17時)で1時間の教室。1回につき受講生は45人程度。参加費は無料。
講師、日程は、次の通り。敬称略。
◇10日=永守蒼穹
◇11日=鬼頭墨峻
◇12日=薄田東仙
◇22日=柳碧蘚
◇23日=山中翠谷
◇24日=下谷洋子
申し込みは、https://v3.apollon.nta.co.jp/shodo/
(アーツカウンシル東京伝統文化事業事務局☎03・5369・4541/10時~18時)
強く元気な作品を披露した新会員作家展
この4月、第67回毎日展から会員に昇格する書家の最新作品を集めた「毎日書道展新会員作家展」が3月2日から28日まで4期に分けて東京・竹橋のアートサロン毎日で開催。新会員作家展は、平成6年(1994年)にスタートし、今年で22回目、今回は164人が会員昇格の資格を取得、うち146人によって書展が催された。2日から7日までの第1期に展示された書家は、漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門、37人。第2期は9日から14日まで、同部門の37人、第3期は16日から21日まで、篆刻を除く6部門の36人、最終の第4期は23日から28日まで、同部門の36人の作品を陳列。昇格決定後、初めての作品披露とあって力の入った強い、元気いっぱいの作品が目立った。13日には祝賀会が開かれ、席上、毎日書道会理事らが「会員証」を新会員1人ひとりに手渡し、激励した。和やかな懇親、交流の輪が広がった。

干支切手揮毫作家展 -羊・未・ひつじ・ヒツジー
大きな話題を集めている新年の干支「未・羊・ひつじ・ヒツジ」記念切手の文字を揮毫した書家10人の干支文字作品を展示した「干支切手揮毫作家展」が、1月13日から23日まで東京・竹橋の毎日新聞社の「アートサロン毎日」で開かれた。「干支切手」は毎日書道展所属の日本を代表する書家の協力を得て平成17年(2005年)の「酉・とり」から発行を始め、今回で11回目、来年の「申・さる」で十二支が出そろう人気の切手で毎年、反響を呼んでいる。切手に採用された作品とともに採用されなかった作品も展示、紹介された。
足達流の植田礼瞳さんの応援を得て新春にふさわしい草花が飾り付けられ、華やかな会場となった。
10人の書家は、次の通り。(50音順、敬称略)
▽井之上南岳(鹿児島県)▽薄田東仙(新潟県)▽小竹石雲(岡山県)▽小山やす子(東京都)
▽貞政少登(同)▽關正人(同)▽中野北溟(北海道)▽中原志軒(東京都)▽藤野北辰(奈良県)
▽船本芳雲(神奈川県)

チャリティー書展 昨年を上回る入場者で大にぎわい
毎日書道展を代表する書家の作品を販売する「毎日チャリティー書展」が1月5日から11日まで、東京・銀座2丁目、銀座貿易ビル8階の東京銀座画廊美術館で開かれた。会場には最新作274点が展示され、作品が部屋に飾ることができる大きさとあって購入希望者が多く、初日の開場前に行列ができるほどだった。
連日、多くの書ファンが訪れ昨年を上回る3700人に達した。毎日書道会最高・常任顧問、顧問、理事などの作品は75600円、総務、評議員、参事など54000円、毎日書道展運営委員、会員賞選考委員、当番審査員、各展実行委員長など32400円。経費を除いた売上金は、毎日新聞東京社会事業団に寄託される。正月恒例のチャリティー書展は、昭和60年(1985年)から始まり、今年で29回目。
