2018年

第70回毎日書道展特別展示 「墨魂の昴―近代書道の人々」

2018/06/01

 毎日書道展では、第50回展で戦後の書人「墨魂の巨匠―現代の書50年」を開催し、大変好評でした。今回第70回展では、歴史を更に遡り「墨魂の昴―近代書道の人々」を企画しました。
 明治維新から昭和20年の終戦に至るまで、変革と激動の時代を生き抜き、近代書道の礎を築きあげた書の巨人たちがいます。このうち戦後の書にも大きな影響を及ぼした64人を選び、[I.文人・政治家・宮家(13人)、II.漢字(29人)III.かな(15人)IV.篆刻・刻字(7人)]の4部構成で、現代の書の黎明期に光を当てて展観するものです。

ギャラリートーク日程

【自由参加、聴講無料、要入場券】

場所
国立新美術館1D展示室
時間
各日 午後 2時~
日程・講師
7月 13 日(金) 永守蒼穹(本展副実行委員長、毎日書道会理事)
  18 日(水) 辻元大雲(毎日書道会理事)
  20 日(金) 仲川恭司(本展実行委員長、毎日書道会理事)
  25 日(水) 松井玉箏(本展実行委員、毎日書道会理事)
  27 日(金) 遠藤彊 (本展副実行委員長、毎日書道会理事)
8月  1日(水) 中原志軒(毎日書道会理事)
   3日(金) 山中翠谷(本展総務部長、毎日書道会総務)

以上

※都合により、講師が変更となる場合がございます。

第70回毎日書道展記念 「毎日現代書巡回展」

2018/03/01

 毎日書道展は2018年度第70回の記念展を迎えました。戦後いち早く書道芸術の振興を旗印に立ち上がり、一貫して「現代の書」を追求してきた本展は、漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門を網羅する「書の総合展」です。しかも、全国から3万点もの公募出品が寄せられる日本で最大の規模と権威を誇る書道展に成長してきました。
 各部門で優れた書作品を創作すると同時に、後進を育成している毎日書道展の書家は、名誉会員、参与会員、審査会員、会員だけでも約4,100人を数え、全国各地で活躍しています。今回の記念巡回展は、毎日書道展に集うこうした書家たちの力を結集し、日本の書道文化の普及向上と新たな書芸術の地平を切り開く一助となることを願って開催いたします。
 巡回するのは毎日書道展本展を開催する東京など10会場とは別の全国10都市=別表=で、会場では各地で活躍する毎日書道展の一線書家の作品と、一般財団法人毎日書道会の役員作家64人=別表=の全国巡回作品などを展示します。日本を代表する書家たちの「墨の美」、「書の世界」をじっくりとご鑑賞ください。

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2018毎日チャリティー書展

2017/12/15

 毎日書道展を代表する書家272人の作品を販売する「毎日チャリティー書展」が2018年1月4日から9日まで、東京・銀座2丁目の銀座貿易ビル8階、東京銀座画廊・美術館で開かれる。価格は毎日書道会の最高・常任顧問、顧問、理事、監事と毎日展名誉会員の作品は75,600円、同書道会の総務、評議員、参事と毎日展参与会員54,000円、第69回毎日展運営委員、会員賞選考委員、当番審査員、各展実行委員長など32,400円で経費を除いた売上金は、大震災復興支援や障害のある子供たちを応援するため毎日新聞東京社会事業団に寄託される。

2018 現代の書 新春展-今いきづく墨の華-

2017/12/01

 東京・銀座の2会場での開催で17回目を迎えた恒例行事「現代の書新春展~今いきづく墨の華」が2018年1月3日から9日まで銀座4丁目の和光ホールと銀座3丁目のセントラルミュージアム銀座で開かれる。日本を代表する書家の初春を祝う新作が並ぶ。

 和光会場には毎日書道会の最高・常任顧問、顧問と理事、監事の26人の作品が展示される。4丁目交差点に面した和光ウインドウに飾られる干支ディスプレイーが書展に華を添え毎年、大きな話題に。期間中、好評のギャラリートークとサイン会も行われ、6日、薄田東仙さん、7日、堀吉光さん、8日、片岡重和さん、9日、下谷洋子さんらが登場、書の楽しみ方、それぞれが歩んできた書道人生などを語る。いずれも午後3時。

 セントラル会場には65歳以上の審査会員の中から選考された100人の新作が陳列され、会期中、出品書家6人による席上揮毫会が7日、9日午後1時から、作品解説会も6日、8日午後1時から催される。揮毫、解説の書家は次の通り。敬称略。

[席上揮毫]
◇7日=大森哲、近藤北濤、中西浩暘
◇9日=中村素岳、名和玉芳、藤波艸心

[作品解説]
◇6日=石井抱旦、齊藤瑞仙、水川舟芳、山中翠谷
◇8日=稲村龍谷、醍醐春翠、田向良歌