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海外展

盛会だったシンガポール大展(次回は2020年に北京で)

「書の五輪」を目指してアジア主要国の書道団体が中心となって組織する国際書法家連合総会の「第13回国際書法交流シンガポール大展」が2018年9月1日から5日まで、シンガポール書法センターなど3カ所で華やかに開催され、毎日書道会からは鬼頭墨峻理事を団長に14人が参加して交流を深めた。

 同大展は創立50周年を迎えたシンガポール書法家協会(陳聲桂会長)が記念展を兼ねて主催したもので、同国での開催は3回目。中国書法家協会や毎日書道会など同大展創設以来の7団体を中心に計23カ国から計386点が出品された。

 毎日からは鬼頭団長と副団長の赤平泰処監事の2人が第一会場に、他の理事、監事、総務、評議員の48点はシンガポール華人文化センターに展示され、毎日展の優れた作品の数々に各国代表団も熱心に見入っていた。また、開幕式にはハリマ・同国大統領も訪れ、鬼頭団長らの席上揮毫にしばし足を止めていた。

 約230人が出席して盛況だった祝賀会では、書の国際化や交流の深化を目指すことが確認され、出品者で参加していた藤野北辰、吉田久実子両評議員ら団員も盛んに交流を図っていた。会期中、代表者会議が開かれ、次回は2020年に中国で、2022年はインドネシアで開催することも決議された。